2014年1月17日金曜日

峠で徐行するトヨタ86は街から出るな!

  東京都郊外の多摩センター付近は深夜になると交通量がめっきり減り、適度なアップダウンが楽しいルートが広がっていて、帰宅後の気分転換のドライブにはもってこいの場所です。最近ではドライビングカーとしてトヨタ86が広く受け入れられているらしく、1台も見かけない夜はないくらいになりました。先日は信号待ちをしていると、側道から入ってきた86が突如右折し始めました。

  進む先は一方通行の逆走であり、「アイツはアホだな・・・これだから86乗りは」と思ったのですが、右折すると見せかけてそのまま交差点の真ん中で270°ターンをテールスライドしながら決めて左折して走り去っていきました。あまりの見事さに思わず「ブラボー」拍手喝采でしたね。それにしてもキレイな定常円旋回でした。もちろんドライバーが凄腕なんでしょうけど、86の重心の低さとサスの固さで、無茶な回転でも破綻せずにスムーズに立ち上がるので、タイヤこそ滑らせていますが制御できる限界はもの凄く高いんだなと見ているだけで分かりました。

  シルビアでは横方向のタイヤへの入力を抑えられず、ターンを止めた時にはお尻がブレブレになる気がします。20年も前のクルマなのでそれも仕方のないことですけど。86の圧倒的な運動神経の良さを見せつけられた次の日に、峠道を気分良く流していると前方に一台の86が極めて低速で道を塞いでたりします。1.5車線の峠道なので仕方ないのかもしれませんが、見通しが付く区間でもムダにブレーキランプをちらつかせて、鬱陶しい限りです。

  ほかのクルマの邪魔になるスポーツカーって一体何なの? そもそもスポーツカーとはコースの条件が厳しければ厳しいほどに一般車との実力差を拡げるように設計されているんじゃないの? なんでわざわざ信号が無い山岳路を楽しく走ろうとやってきているのに、昼間の青梅街道よりも遅い速度で走らなきゃいけないの? つーか信号でトロトロ走るのが嫌だから埼玉の山奥まで来ているんでしょ? そんな速度なら街中走っているのと同じなんだからわざわざ出てこなくていいよ「練馬」ナンバーさんよ・・・。ちなみに若い男性ドライバーでした。

  

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