2013年10月27日日曜日

連載もあっけなく終わったので、好き勝手書いてみよう。

「スポーツカー と スポーツセダン と スポーツハッチバック の戦い」

  土曜日の夜にヨーロッパから帰国した彼女のみやげ話を聴くために、夜中にドライブに繰り出しました。交通量が多くて煩わしい道路を避けて、人家もなく山の稜線に沿ってはしるコースを2往復くらいしていました。途中に信号もほとんどなく、ほど良いアップダウンもあってアクセルだけで気持ちよく走れるルートで、しかも夜景がとても綺麗です。

  12時を過ぎそろそろ帰ろうと思い、折り返し地点からしばらく二車線の通りを引き返していたところ、信号待ちで左隣に排気音をチューンした「お下劣」ヴィッツがやってきました。ドライバーが窓越しにこちらを伺ってきて、何やら「獲物」を狙う野心的な目つきで、今夜は宛も無くさまよっているようでした。

  辺りにはそれらしきスポーツカーもなく、とても退屈そうでしたが、信号が変わってもしばらく登りなので、ヴィッツでいくら頑張っても勝負にならないし、前方にも信号があって遅いクルマが数台いるので、その場はなにもなく進みました。

  しばらくして「峠」コースの入口にさしかかり、右折して今夜の最後の1走に入ったのですが、後方からいきなりハイビームが飛びます・・・。振り返るとさっきのヴィッツでした。「オイ、まじかよ・・・」。つーかいくらなんでも2人乗りのドノーマルの一般車に絡むってどんだけヤンキーなんだよ。

  前方のプリウスはコース手前で曲って「イン」しないのが予想がついていたので、前が開けると、序盤の登り坂で一気にケリを付けようと思いました。今日何本も走っているアドバンテージもあってか、アクセルオンで春◯部ナンバーのヴィッツが少し離れました、向こうも必死にペースアップしている様子が伝わります。しかし排気量の差はどうもできず、もう少しでバックミラーから消えるかと思われたのですが、今度は前方に先にコースインしていた横◯ナンバーのトヨタ86が元気に走っているのが見えました。

  近づくとリアバンパーがメッシュの専用パーツに変えられていて、排気のメカが丸見えの「露出系」です。ほかの86にも見られますが、センター排気の上に赤い小さな反射板を付けるのが流行なのでしょうか? ミッドシップでもないのに赤いのチラチラさせるのヘンじゃないの。 それよりもとりあえず邪魔しないで、もっと頑張って走ってくれと祈ったのですが、ペースがたいして上がらず、さっきのヴィッツのヘッドライトが大きくなってきました。

  後ろが俄に渋滞していることに気がついて、86もやっとペースを上げましたが、エンジン音が甲高くなるだけで大して進みません、コーナーであれだけ後輪がはねてたらトラクションも掛からなそうです。コースは「HOT VERSION」でドリキンが走っている群サイにみたいなところです。タイト感がクセになるいい道なんですが、どうやら86にとってはそれほど楽しくないようです。こういう道の為のクルマじゃなかったのか? これじゃあ連載終わっても仕方ないですね。新しい86で続編なんて無理です・・・。

  ノーマル2Lのアテンザの方がトヨタのへなちょこスポーツより断然に峠で面白んじゃないの?って率直に思いました。スクエアのFA20よりもショートストロークのマツダLF-VDの方がブレーキさえしなければ、圧倒的に有利です。ただFF車は一旦止まってしまうと、再加速時のトルクステアがかなりキツいですが・・・。

  それにしてもFA20は騒々しいエンジンですね。登りでは5000回転を超えてるのかなという凄まじい音がします。ギアが合ってないのでしょうか?加速しません。あれだけの悲鳴を轟かして、NAのアテンザとヴィッツに追いまくられたらトラウマになっちゃうかもしれません。もっとマシなクルマだと勝手に思っていたのですが、この一件で評価が大きく下がりましたね・・・。



注意:
本ブログは危険運転を推奨するものではありません。万が一事故が起きれば人生に大きな影響を与えます。公道上で「煽り運転」のような不法行為を行ってくるクルマに対して、どのように身を守ればよいかの、一つの方針として提示しているものです。尚、当該ドライブにおいては、十分な安全マージンを取り「緊急避難」を行ったもので、違法行為ではないと考えております。



  

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