ラベル スポーツカー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル スポーツカー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年9月26日金曜日

1.5L・NAになったロードスターでは・・・

  ケータハム・セブン160はスズキの660cc軽自動車規格のエンジンを採用して話題になりましたが、やはり400万円という価格に加えて屋根付き駐車場などの高いハードルがネックになって日本のカーライフに地殻変動を起こすようなことはありませんでした。しかし注目したい点としては、輸入車なので黄色ナンバーでも日本メーカーによる自主規制値64psを超える出力が認めらるという先例が出来ました。これを使えばダイハツや三菱が海外市場で660ccエンジンのスポーツカーを発売し、OEM可能な適当なブランドと契約してそのブランド名を使えば、80ps以上の出力が使える超ライトウエイトスポーツを出すことも可能です。もちろん自主規制値を撤廃したほうが話は早いわけですが・・・。

  しかしセブンのような幌もないフルオープンなクルマで、山岳路のワインディングを楽しもうと思っても、実際のところ山の天気はとても変わりやすく、突然に大粒の雨が降り出したらなかなか悲惨な状況になってしまいますね・・・。実際に最も高い頻度で利用する中央自動車道なども東京〜神奈川〜山梨と30分あまり駆け抜けるだけで、何度も雨が振ったり止んだりする日が結構あります。やはり山国の日本では当然に降水量が多いですから、幌無しという設計自体が相当に無茶なのかもしれません。できれば絶賛発売中のダイハツ・コペンのようなボディタイプのクルマに80psの軽エンジンを積んで、北米のサイオンブランドから発売したものをそのまま日本でも売ってみてはどうでしょうか。

  コペンのボディとなると車重も900kg前後に達するので、高速道路を走っても山道を登ってもエンジンが断末魔の叫びのように悲鳴を上げてしまうのは避けられないでしょう。そういう走りになってしまうスポーツカーが許せない人にとっての、次の候補になってくるのが新型も発表されたマツダ・ロードスターでしょうか。新型はマツダの技術を結集した軽量化策を採ったようで、コペンとあまり変わらない水準まで車重を落としてきたようです。公称値はコペン870kgでロードスター960kgとなっていますが、トレッドは段違いにロードスターが広く、踏ん張りの限界は相当に上回りますから、車重を一番感じるブレーキングとコーナーリングの局面では、ロードスターの方がむしろ軽く感じられるはずです。問題はNCにはどんな急斜面でも十分なトルクを発揮できた自然吸気の2Lエンジンが積まれていたのですが、新型ではアクセラのボディを引っ張るにはやや非力すぎるような1.5Lエンジンが搭載された点です。

  先日発売された「ドライバー」誌でもチクリと言われてましたが、某イベントでサプライズ走行したNDロードスターはどうも冴えない走行音で失笑を買っていたとか・・・。やはりシリンダーのドライブ感に乏しいエキゾーストが漏れたことで、ほぼ確実にロングストロークの1.5LスカイアクティブGが載っていると断定されていました。ロードスターを買って思う存分に箱根の「マツダ・ターンパイク」で走らせてみたいと思う人もいるかもしれませんが、さすがにこれではパワー不足で少々勝手が違うのではないかという気が・・・。箱根をスポーツカーらしく走りたいならNCを急いで買うか、RX7を待つかが妥当な選択かも知れません。デミオもそうですがディーラーで借りたら取り合えず、真っ直ぐに近くのベタ踏み坂に持っていって試したいところです。

  コペンとロードスターを同じ土俵で語るのは語弊があるかとおもいますが、ダイハツもマツダもそれぞれの開発事情の中でなんとかスポーツカーを捻り出していて同じような生みの苦しみを味わっているのは間違いないはずです。そしてその過程を日本人特有?の温かい視線で全面的に肯定していくことが当然!というカーメディアが掲げるクルマ文化にはやや違和感というか息苦しさを感じます。車重を落としてさらにパワーを落とすことで、メーカーの意図するコンセプトに近いクルマが、現実的な価格で販売できるようになるという「本音」を押し隠して、メーカーとメディアが出来レースのように「スポーツカーを突き詰めた最終型がコレです!」と必死で世論を誘導しようとする部分がとても鼻について仕方ないです。

  こんなことを言ったところで何もならないのは承知してますが、新型ロードスターに対しアメリカ市場が要求したといわれる"さらなるパワーアップ"を頭ごなしに否定し、マツダの経営に負担がかからないサイズへとコンセプトへと小さくまとめたことは、マツダのスポーツカー部門自体を次のステージへとつなげて行くとは思えないです。どうもオープンカーに盲目的に憧れる年配気味の女性向けの"お買い物カー"にそもそも最大の需要を見込んでいるのではないか?と勘ぐってしまいたくなります。「売上が見込める価格に落とし込む」「お手軽オープンカーとしての需要を確保」「エンジン生産に負担を掛けない」という優先事項がロードスターの企画の大前提だとしたらなば、果たしてこのクルマはポルシェ・ボクスターなどを凌いでナンバー1の評価を得る2シーター・オープンスポーツの傑作「ピュア・スポーツ」として賞賛されるべきなのでしょうか?

  このまま1.5Lのモノグレードで発売されて、単なるダイハツコペンの上空に漂う存在になってしまうのか? 設計のことはよくわかりませんが、2.5L直4スカイアクティブGをハイオクでブン回して250ps前後に専用チューンしたエンジンを搭載した「ロードスターS」を作って、2.7Lフラット6を搭載するボクスターに真っ向から喧嘩を売ってみてはどうでしょうか? アルファロメオの1.75Lショートストロークのターボエンジン(4Cで使っているもの)を拝借するのも非常に魅力的ですが、ポルシェを名指しするならばNAエンジンで立ち向かうのが礼儀ってもんですよね・・・。
  

リンク
最新投稿まとめブログ

  

  

2014年7月24日木曜日

マツダRX-7復活はやはり本当らしい!!!

  ちらほらと噂は聞こえていたのですが、海外メディアでも報じられるようになったようでいよいよ2017年のRX-7復活は本当に実現する運びになったようです。ただしFD3Sのような300万円台というわけにはいかないようで、フェアレディZよりもワンランク上の価格帯になるようです。それでも完全にスーパースポーツになってしまったGT-RやNSXがポルシェ911をターゲットにした性能&価格に設定されているのに比べれば、いくらか現実的な価格に収まりそうです。

  ポルシェの廉価版スポーツカー「ケイマン」の価格帯(600万円前後)にもあらゆるジャンルの新型スポーツカーが続々登場していますが、どうやらマツダもここに商機を見出したようです。「エコカー補助金」で日本メーカーが熱狂していた2012年に発売されたポルシェ・ボクスターは日本でも事前予約が殺到するなどなかなかの盛り上がりを見せました。私もその頃に現在の愛車を買ったので、アホみたいにドライブを重ねて毎週のように給油していたのを思い出しますが、長野県の美ヶ原高原美術館の広い駐車場で、愛車のボクスターを夢中になって撮影していた40代くらいオッサンを見かけました。

  関東近辺の有名な峠ルートを駆け抜ける度にボクスターはよく見かけました。他にも箱根に直結する西湘バイパスを走れば、アウディTT-SやBMW Z4の35i辺りが、急峻な関東山地を走るのにピッタリのスペックみたいですね。価格帯はいずれも600~700万円くらいで、別荘などを買ってしまう層からしてみたら、普通のクルマで高級別荘地に乗り入れるわけにもいかないでしょうから、これくらいの有名ブランドのスポーツモデルが、日本のタイトな峠道にも対応できて、所有欲も満たされるベストな1台なのかもしれません。

  他にもややマイナーなブランドを好む人に愛されているロータス・エリーゼや、質実剛健なデザインを好む人にはBMW135iクーペなどが選ばれているようです。東京〜箱根・軽井沢・清里の1時間30分程度の移動ならば、それほど大きなクルマでなくても耐えられる・・・しかし帰りの東名・関越・中央の渋滞はかなり酷いですけど。東京で働く人の仕事が事務的なものからクリエイティブなものへと変化しつつある中で、職場と自宅の往復だけではストレスどころか仕事そのものが成り立たなくなってきてます。海外旅行に依存し、映画や読書に依存し、自分のクリエイティビティが枯渇しないように気を付けてます!と繰り返し述べてるだけのビジネス本が良く売れてたりします。

  何が言いたいかというと、これからも東京周辺の別荘は売れるだろうし、そこへアクセスするスペシャルティカーも売れるんじゃないか?ということです。「孟母三遷の教え」じゃないですけど、住む場所や乗るクルマによってその人のポテンシャルは大きく変わってくるのは間違いないと思います。バブルはとっくに終わり、いよいよ仕事の質が求められてくる時代には、いくら体力自慢だからといっても毎日長時間の満員電車通勤を強いられ、休日は混雑する街中をショッピングセンターまでエコカーを往復するといった生活を送っていては、その人のポテンシャルはどんどん小さなものになっていくのではないかと思います。

  渋滞にハマれば苦痛でしかないスポーツカーに乗っていれば、休日も早朝にそそくさと起き出して起動できますし、なるべく渋滞を避けようと考えるので人とは時間の使い方が全然変わってきます。自分のクルマが「見せたいクルマ」か「見せたくないクルマ」かでフットワークは断然に変わってきます。そして乗っているクルマが世界中で素晴らしい「工芸品」として賞賛されるクリエイティビティの塊ですから、それを物差しにいろいろなクルマを測ることができます。これから活躍しようとするクリエーターにとっては、目先の「燃費」に囚われてア◯アやフ◯ットに乗っているというのは、人生の無駄でしかなく自分の首を絞めるのと同じことにすら思えます。

  マツダ車を作っている人達は、それこそ世界最高水準のクリエイティビティを求められるわけです。そんな彼らが日々の生活でいろいろ苦しみ、渇望するのもまた自分のポテンシャルを広げてくれる刺激に溢れたクルマなんじゃないかと思います。マツダのハンドリングやディーゼル&MTの加速よりもさらに高いレベルの刺激が欲しくなるんじゃないでしょうか? やはりマツダはポルシェを超えて行かなければならない!なんて思ったかどうか知らないですが、いよいよ再びポルシェを追撃するスポーツカーの開発に乗り出すようです。

  今後の日本でさらなる需要が見込まれている、600万円クラスのスポーツカーですが、日本車がこの辺の需要に全く対応できていないという点も輸入車ブランドにとってはささやかな切り込み口になっているようです。メルセデスA45AMG、アルファロメオ4C、プジョーRCZ-Rなどなど、続々と新型モデルが日本に上陸しています。別荘地が広がる山岳路を走るにもってこいのランエボ、WRX、フェアレディZといったモデルは、バブル期からのイメージを引きずっていて「若者のクルマ」という偏見がありますし、86/BRZやロードスターには「ラグジュアリー感」「絶対的パワー」が不足しているという指摘があります。

  日本メーカーも当然にこの需要を認識しているようで、マツダRX-7以外にもホンダシビックtypeRやトヨタ新型スープラなど、明確にこの市場を狙ったモデルが複数登場するようです。「東京で働き続けるためのスペシャルティカー」としてどれだけの支持が得られるのか?ブランド力、動力性能、ラグジュアリー感など押さえるべきポイントはたくさんありますし、どれだけ「刺激的」なクルマになるのか? コペンやロードスターとはまた違う世界観でマツダ・トヨタ・ホンダがどれだけやれるのかに注目したいと思います(あと貯金も・・・)。


リンク
最新投稿まとめブログ
↓最新のC7コルベットよりも、2代前のC5の方が断然にデザインが優れてます!FDオマージュ!

2014年3月4日火曜日

WRX STIのことなんてどうでもよくなっているスバル。

  漫画「頭文字D」では最強クラスのマシンとして登場したスバルWRX STIがいよいよ絶望的な状況に追い込まれている。・・・そんな気がしているのは私だけでしょうか。限定モデルの「S」ならば瞬く間に売り切れるのだけど、ノーマルのWRX STIにはクルマとして選ばれる土台を持っていない。いくらハイスペックでお手軽なクルマだからといってもデカいハネを付けて走ることそのものに抵抗を持つ人だっているし、車体カラーを選べない不自由さだけで断念してしまう人もいるだろう。

  クルマとしてのライフサイクル=寿命が尽きた。これは次期WRXを心待ちにするファンの皆様に対して大変失礼な言い分だとは思うが、300万円台であれだけのスペックを誇りながらも少しも欲しいという気持ちが起こらないクルマはやはり異常と言う他ない。たとえ400万円台でもBRZ tSにはもっと現実的な興味が沸いたし、新しいレガシィも300万円台でもかなり前向きに検討したいクルマだと感じる。

  2007年にスバルはWRX STIをハッチバックのみで登場させた。この時点でのスバルの判断はとても正常だったように思う。しかしスバルの正常な判断に付いてこれなかったのが従来からのファンだった。スバルディーラーにセダンタイプの復活を要望する声が次々と寄せられ、スバルも否応なしにセダンを後から設定した。この瞬間にこのクルマの寿命は尽きた(のではないか?)。ファンが付いてこないクルマを作ったスバルも悪いが、脳内のイメージを書き換えられなかったセンスの無いスバルファンもまた同罪だ。

  マツダを見てみればいい。MSアクセラにセダンを設置してくれなんて声はほとんどないだろう。マツダファンはアクセラというクルマを十分に客観視できているからだと思う。それに引き換えスバルファンはどうだ。いい年したオッサン達がスバルの考えとは全く反対の方向へ、WRXをパワーアップしろと大合唱を繰り返している。300ps超のえげつない出力を発揮できる高性能なタイヤを自分のクルマで履きこなすわけでもないのに、400psまでパワーを上げろと真顔で言っているのだから呆れる。

  理由は単純。BMW MやアウディRS、AMGに劣る出力のクルマではショボく見えるから。全くもって意味不明(というほどでもないけど)。パワーが無いからと言ってもレクサスやマツダがショボいのか? もうスバルにとっては新型WRX STIを発売するのが憂鬱でしかないだろう。もうスペックの概要も決まっていて、320ps程度に落ち着こうと決まっているのだから、発表と同時に集中砲火でボコボコにされるのが目に見えている。

  BRZ STI tSなどをみると、「大人のBRZ」というコンセプトを無理なくトレースし、力むことなく素直に良質なインテリアを持つクルマを作れている。これくらい自由にできる気軽さが、WRXにもあればいいのだが、プレッシャーというよりも「やけくそ」に近い気持ちで作らざるを得ない状況を想像してしまう。いっそのこと「大人のWRX」と言って限りなく上品に仕上げてやればいいんじゃないかと思う。見た目は大人でも内面的に大人でない、WRXに文句バンバン言っているオッサン達にはもったいないくらいのクルマ作っちゃってよ!とエールを送りたい気分。


「最新投稿まとめブログ」へのリンク




↓スバリストってインテリが多くて頭固そう。こんな本を読んで悦に入って、ジャズ解った気になって語り始めて、チック=コリア辺りを批判してそう。ハービー=ハンコックは正義だとか、ジャコ=パストリアスこそが天才とか言い出して、ブラッド=メルドーをこき下ろす・・・。

2014年2月11日火曜日

トヨタ86を生み出したトヨタ&スバルは偉いと思う理由。

  2012年の発売当初から大きな反響で、瞬く間に日本の風景の一部になったトヨタ86。クルマ好きにはいろいろなタイプがいるので、このクルマの評価は千差万別でプロのジャーナリストの間でも毀誉褒貶が激しいです。何より温度差がとてつもなく大きいので、クルマ好き同士の会話では最初の内はあまり言及したくないクルマだったりします(ちょっと気まずい)。ところが発売から2年近くが経過しようとしているが、ここに来てこのクルマの不思議な力に気づかされることがあります。

  いろいろなしがらみがあるのでしょうが、プロのジャーナリストやレーサーのかなりの人数がこのクルマを実際に購入しているようです。そして面白いことに、彼らがこのクルマに対して愛憎のこもった不思議な想いを語ることをこの1年あまりでよく目にしました。もしかしたら「ステマ」かもしれないですが、彼らのコメントに共通するのは、このクルマが持つスペックそのものを語るのではなく、このクルマがどんな十字架を背負い生み出されたかについて訴える内容が多い(だから私は買ったんだ!と・・・)。

  自動車産業に関わるジャーナリストとして、クルマを取り巻く状況が大きく変化しつつあり、彼らの仕事にも大きな影響が出ていて今後にも大きな不安を感じずにはいられない、しかしそんな暗澹たるクルマ業界を変えたいというトヨタの想いに「共感」したという主旨だったりする。中にはいつからこの人はこんなに「社会派」なコメントをするライターになったの?みたいな方がいたり、なんでCR-Zの時は擁護しなかったの?というツッコミも思いついたりするのだが・・・。もしかしたらCR-Zを守ってやれなかった懺悔か?

  ジャーナリストという立場でクルマの優劣について主体的に語ろうとしないで、社会情勢を楯に読者にクルマ購入を奨めるなんてまったくのモラルハザードじゃないかという気がしないでもないけど・・・。お金を持っていて86を買ってもいいかなと思っている方々へのメッセージなのだからそんなに目くじらを立てる必要もないかも。正直言って「AE86のスピリットを21世紀に伝えたい」というトヨタの掲げるお題目はまったく響かないです(世代も違うので・・・)。けれどもジャーナリスト達が必死に訴える「スペシャリティカーの危機的状況」を背負うクルマなんだという「ストーリー性」には多くのクルマ好きのハートが「ぷるぷる」きてしまうはずです。

  誰しもが「何じゃそれは?」と思っていたトヨタの「目論み」は完全に空振りに終わったはずでした。発売前からそれを予見(揶揄)する声は無数にありましたし・・・。しかし結果的には、トヨタが意図的に発したものとはひと味違う「ストーリー」が多くのユーザーの心を見事に打ち抜いたわけです。さらに凄いなと思うのが、私自身もこのクルマが出て来て以降「ぷるぷる」が止まらないんですよ・・・。アテンザ、レクサスIS、アコード、アクセラ、レヴォーグ、インフィニティQ50・・・次々と登場する日本車に魂がゆさぶられ続けてないですか?

  いまでも街行く86のドライバーを見かけると「ぷるぷる」来ちゃったのかな?なんて微笑ましく見てしまいます(決してバカにしてないですよ!)。おそらくこのクルマのオーナーは10中8, 9良い人ですよね、たぶん・・・。


「最新投稿まとめブログ」のリンク


2014年1月30日木曜日

BMWの峠スペシャル? BMW M235i

  日本の漫画・アニメの欧州での人気は凄いらしい。イニシャルDの欧州での人気を象徴するかのようなクルマをBMWが作ってきた。厳密に言えば先代モデルも全く同じようなコンセプトなのだが、BMW M235iのようなクルマは今の日本車には全く見当たらないが、伝説の日本の名車をそのコンセプトの中心に置いているのがスペック表を見ればよく解る。BMWの開発者達はやはりオタクでイニシャルDが好きなのだ。

  イニシャルDといえばトヨタAE86が主人公のマシンとして知られるが、車重1000kgにも満たないNAのFRスポーツはどうしてもBMWの範疇には入らないらしい。ドアの重さからしてBMWのクルマとして再現するのは不可能らしい。しかしこの漫画にはAE86とは対極の存在として最強のマシンとして描かれている名車がある。それはマツダRX7FD3Sではなくて・・・、茨城県のパープルシャドウというチームで登場する日産のBNR34スカイラインGT-Rだ。

  R34とBMW M235iのスペックを実際に見比べると、なんと見事なまでにそのコンセプトが再現されているのに気がつく。全長・全幅・全高・車重のいずれも完璧に数値が一致こそしていないが、ほぼ同じ水準に収められているのはとても奇妙だ。そして今回いよいよBMWは日産のRB26DETTへのオマージュといえる直列6気筒「ツインターボ」エンジンをこの2シリーズにも大々的に投入し始めた。先代のシングルターボと比べて僅か20psのアップに留まるが、なぜわざわざ面倒な小変更をこの下級グレードのモデルで行ったのか? これは明らかにBMWのエンジニアが意図的にスカイラインGT-Rを再現しようとしたからではないか?

  ドイツ人はR35GT-Rよりも、日産の第2世代スカイラインGT-Rの方が断然に好きなんだそうだ。特にドイツ国内でも正規販売が行われたBNR34スカイラインGT-Rには多くの熱狂的マニアがいるらしい。メルセデスやBMWが重量がある高級スポーツセダンばかりをトップエンドに据えていた頃、アンチポルシェのドイツ人はリーズナブルなスーパースポーツセダンであるスカイラインGT-Rの走りに感動し歓喜を持って迎えたのだとか・・・。そしてBMWはあのポルシェにも対抗したセダンベースのスーパースポーツ(BNR34)に深く畏敬の念を持ち、その設計思想が失われないように自社のラインナップに加え、そしてよりBNR34に近づくために軽量化とエンジン機構の改良に励んだのだろう・・・。とてもいい話である!

  そうしているうちにBMWはスカイラインGT-Rがとても好き過ぎて、今度は疑似のアテーサE-TSまで開発して2シリーズをAWD化し始めるかもしれない。もはや絶滅すると言われていた直列6気筒を残して、燃費の悪化も厭わずにツインターボ化を敢行。しかも3気筒ごとに1つのタービンという日産式をわざわざ採用。もちろんトヨタと連携している手前そんな秘めたる想いは一切発表などされないだろうが・・・。そしてさらなるハイパフォーマンスバージョンとして新型M3/M4も超絶ツインターボでセダンベース車の限界を突き抜けるのだとか・・・。こちらはサイズが大きいのでBCNR33スカイラインGT-Rということか?イニシャルDでは失敗作だと酷評されていたが・・・。


「最新投稿まとめブログ」へのリンク
  


2014年1月17日金曜日

峠で徐行するトヨタ86は街から出るな!

  東京都郊外の多摩センター付近は深夜になると交通量がめっきり減り、適度なアップダウンが楽しいルートが広がっていて、帰宅後の気分転換のドライブにはもってこいの場所です。最近ではドライビングカーとしてトヨタ86が広く受け入れられているらしく、1台も見かけない夜はないくらいになりました。先日は信号待ちをしていると、側道から入ってきた86が突如右折し始めました。

  進む先は一方通行の逆走であり、「アイツはアホだな・・・これだから86乗りは」と思ったのですが、右折すると見せかけてそのまま交差点の真ん中で270°ターンをテールスライドしながら決めて左折して走り去っていきました。あまりの見事さに思わず「ブラボー」拍手喝采でしたね。それにしてもキレイな定常円旋回でした。もちろんドライバーが凄腕なんでしょうけど、86の重心の低さとサスの固さで、無茶な回転でも破綻せずにスムーズに立ち上がるので、タイヤこそ滑らせていますが制御できる限界はもの凄く高いんだなと見ているだけで分かりました。

  シルビアでは横方向のタイヤへの入力を抑えられず、ターンを止めた時にはお尻がブレブレになる気がします。20年も前のクルマなのでそれも仕方のないことですけど。86の圧倒的な運動神経の良さを見せつけられた次の日に、峠道を気分良く流していると前方に一台の86が極めて低速で道を塞いでたりします。1.5車線の峠道なので仕方ないのかもしれませんが、見通しが付く区間でもムダにブレーキランプをちらつかせて、鬱陶しい限りです。

  ほかのクルマの邪魔になるスポーツカーって一体何なの? そもそもスポーツカーとはコースの条件が厳しければ厳しいほどに一般車との実力差を拡げるように設計されているんじゃないの? なんでわざわざ信号が無い山岳路を楽しく走ろうとやってきているのに、昼間の青梅街道よりも遅い速度で走らなきゃいけないの? つーか信号でトロトロ走るのが嫌だから埼玉の山奥まで来ているんでしょ? そんな速度なら街中走っているのと同じなんだからわざわざ出てこなくていいよ「練馬」ナンバーさんよ・・・。ちなみに若い男性ドライバーでした。

  

2014年1月8日水曜日

マツダ・ロードスター NC引退でショートストロークは最後か?

  マツダがNCロードスターの仕様をさりげなく変更してきました。マツダのディーラーではアクセラ祭りの真っ最中なので、「ロードスターのマイナーチェンジ」なんてどこにもプロモーションしてないのが残念ですが、いよいよ(NCを買うべきか)決断の時が確実に迫っています。ロードスターというクルマが生活にどれだけ役に立つのか?と考えると「86でも・・・」という気持ちがふつふつと湧いてしまいます。

  RHTの新古車が250万円で手に入るようですし、ディーラーにも「86と迷ってる」と伝えれば勝手に頑張ってくれそうな気もします。アテンザを使っている私の用途は「乗車定員」という意味ではほぼ100%をロードスターでも代用できるので、やや過走行気味のアテンザを補完する目的は十分に達せられそうです。しかし長距離が・・・という想いが頭を過りますね。

  ロードスターは遁世地に庵を結んで、麓の街まで滅多に人の通らない農道を片道1時間くらいかけてシャトルするのには最適なクルマだと思います。東京近郊でスポーツカー乗るならポルシェか86にしておくべきですね・・・。やはりロードスターは片側二車線の道路では背が低過ぎて、逆に危ないなと環八などを走ると感じます。

  その一方でタイトな低速コーナーが連続する峠道を1200kgのボディには十分過ぎるパワーの2Lエンジンで駆け上がっていくなら最高のクルマです。しかし次期ロードスターは1.5Lのアクセラのエンジンをチューンして採用する見通しで、MTのRSで130psくらいの出力に抑えられてしまうようです。NDロードスターのセールスコピーは「原点回帰」なんて文字が踊りそうです。

  NCロードスターは正直言ってあまり良いデザインだとは思いません。しかしよく見ると意外に飽きがこないですし、リアの独特のデザインは丸みがありとても美しいですし、4輪のフェンダーを軸としたボディの躍動感もいいですね。そして何よりマツダの名機MZRの2Lエンジンが積まれています。マツダの応答性の高いアクセルレスポンスに最大限に応えられるショートストロークエンジンです。

  あまり好ましいことではないですが、高速道路で後ろから追い越し体勢に入ったオデッセイやBMW320を待ち構えてからスピードを上げると、追い越しを断念させることができるほどでリミッターまで良く加速します。これが現状のアクセラ1.5Lのエンジンならば150km/hあたりで頭打ちになってしまいます。ロードスターで高速道路は使わないと割り切って考えれば問題ないのかもしれませんが、それならS660で良くない?ってことに・・・。

 

2013年10月30日水曜日

5ナンバーFRがいよいよ復活するらしい・・・。

  頭文字Dに登場するクルマの多くは、現在のラインナップでは絶滅している「5ナンバーFR」でした。10年ほど前まではトヨタからも日産からも発売されていたのですが、いつの間にか無くなってしまいました。この背景には小型車をFFで作るというプラットフォームの共通化を余儀なくされるトヨタと日産の苦しい台所事情などもあったようですが、日本メーカーが世界に一番影響を与えたと言われているのが、小型スポーツカーだったわけですから、現状は寂しい限りです。

  トヨタのAE86、MR-S、アルテッツァや日産のシルビア系のS13・S14に属する240SX、マツダのMX-5、RX-7そして最後発となるホンダS2000といった辺りは、厳しい評価で知られる欧州メディアにも軒並み絶賛されていました。今でも世界中に愛好家がいるので、トヨタが久しぶりにFRスポーツ(GT86)を作ったら、その真贋以前に昔のネームバリューだけで売れてしまいました。おそらくアメリカや韓国のメーカーが同じものを作っても成功しなかったでしょう。

  世界は日本メーカーが再び小型スポーツを作るのを待っています。アルファロメオがマツダにOEMを発注してきたのも、欧州に於ける日本の小型スポーツの評価の高さゆえのことでしょう。スポーツカーのOEM生産なんて聞いたことがないですが、マツダクオリティのクルマなら欧州では、それこそネームバリューだけで売れてしまうでしょう。

  トヨタやマツダだけでなく、日産やホンダも新しいモデルを作ればとりあえず売れるはずです。ホンダがS2000のようなクルマを再び開発すれば、もちろんもの凄い反響が期待できるわけですが、実際のところこのクルマが登場してしまったため、他のクルマが売れなくなりシーン全体が冷え込んだと言われています。

  軽量さを誇る小型スポーツは当然ながら直4エンジンを使うものがほとんどです。ロードスターやMR-Sなどドライブフィールに拘るクルマはNAでせいぜい160ps程度を出すものがほとんどだったのですが、このS2000は直4NAで規格外の250psを出してしまいました。S-15シルビアターボと同等のパワーをNAで出してしまうというのはとても価値があることで、ターボよりも圧倒的に良いレスポンスでドライブを楽しむことができます。

  ホンダがこんな凄いクルマを作ってしまって以降、トヨタも日産も急激に冷めてしまった印象があります。マツダは自慢のロータリーエンジンあるいは、世界的なブランドカーになったロードスターの開発を続け対抗モデルを出し続けましたが、トヨタと日産の撤退で小型スポーツの売上はどんどん先細っていきました。S2000最終型の中古価格を見ると、5年5万キロで平気で400万円近い価格が付いていて、このクルマが頂点だったことを改めて感じます。そういえば頭文字Dの主人公にとって全編通して最大の強敵がS2000乗りの「ゴッドハンド」でした・・・。

  そんなホンダが5ナンバーFRを復活させるというニュースがありました。厳密に言うとミッドシップ(MR)なんですが、噂通りの軽自動車ミッドシップのS660が完成したようです。なかなか完成度が高そうで、しかも軽なので価格もお手頃でまたまた普通車のスポーツカーの勢いを奪うような「KY」なクルマなのかなという気がします・・・。

   ↓なかなか手際が良いですね。発売時期すら決まってないのに・・・
 

2013年10月27日日曜日

連載もあっけなく終わったので、好き勝手書いてみよう。

「スポーツカー と スポーツセダン と スポーツハッチバック の戦い」

  土曜日の夜にヨーロッパから帰国した彼女のみやげ話を聴くために、夜中にドライブに繰り出しました。交通量が多くて煩わしい道路を避けて、人家もなく山の稜線に沿ってはしるコースを2往復くらいしていました。途中に信号もほとんどなく、ほど良いアップダウンもあってアクセルだけで気持ちよく走れるルートで、しかも夜景がとても綺麗です。

  12時を過ぎそろそろ帰ろうと思い、折り返し地点からしばらく二車線の通りを引き返していたところ、信号待ちで左隣に排気音をチューンした「お下劣」ヴィッツがやってきました。ドライバーが窓越しにこちらを伺ってきて、何やら「獲物」を狙う野心的な目つきで、今夜は宛も無くさまよっているようでした。

  辺りにはそれらしきスポーツカーもなく、とても退屈そうでしたが、信号が変わってもしばらく登りなので、ヴィッツでいくら頑張っても勝負にならないし、前方にも信号があって遅いクルマが数台いるので、その場はなにもなく進みました。

  しばらくして「峠」コースの入口にさしかかり、右折して今夜の最後の1走に入ったのですが、後方からいきなりハイビームが飛びます・・・。振り返るとさっきのヴィッツでした。「オイ、まじかよ・・・」。つーかいくらなんでも2人乗りのドノーマルの一般車に絡むってどんだけヤンキーなんだよ。

  前方のプリウスはコース手前で曲って「イン」しないのが予想がついていたので、前が開けると、序盤の登り坂で一気にケリを付けようと思いました。今日何本も走っているアドバンテージもあってか、アクセルオンで春◯部ナンバーのヴィッツが少し離れました、向こうも必死にペースアップしている様子が伝わります。しかし排気量の差はどうもできず、もう少しでバックミラーから消えるかと思われたのですが、今度は前方に先にコースインしていた横◯ナンバーのトヨタ86が元気に走っているのが見えました。

  近づくとリアバンパーがメッシュの専用パーツに変えられていて、排気のメカが丸見えの「露出系」です。ほかの86にも見られますが、センター排気の上に赤い小さな反射板を付けるのが流行なのでしょうか? ミッドシップでもないのに赤いのチラチラさせるのヘンじゃないの。 それよりもとりあえず邪魔しないで、もっと頑張って走ってくれと祈ったのですが、ペースがたいして上がらず、さっきのヴィッツのヘッドライトが大きくなってきました。

  後ろが俄に渋滞していることに気がついて、86もやっとペースを上げましたが、エンジン音が甲高くなるだけで大して進みません、コーナーであれだけ後輪がはねてたらトラクションも掛からなそうです。コースは「HOT VERSION」でドリキンが走っている群サイにみたいなところです。タイト感がクセになるいい道なんですが、どうやら86にとってはそれほど楽しくないようです。こういう道の為のクルマじゃなかったのか? これじゃあ連載終わっても仕方ないですね。新しい86で続編なんて無理です・・・。

  ノーマル2Lのアテンザの方がトヨタのへなちょこスポーツより断然に峠で面白んじゃないの?って率直に思いました。スクエアのFA20よりもショートストロークのマツダLF-VDの方がブレーキさえしなければ、圧倒的に有利です。ただFF車は一旦止まってしまうと、再加速時のトルクステアがかなりキツいですが・・・。

  それにしてもFA20は騒々しいエンジンですね。登りでは5000回転を超えてるのかなという凄まじい音がします。ギアが合ってないのでしょうか?加速しません。あれだけの悲鳴を轟かして、NAのアテンザとヴィッツに追いまくられたらトラウマになっちゃうかもしれません。もっとマシなクルマだと勝手に思っていたのですが、この一件で評価が大きく下がりましたね・・・。



注意:
本ブログは危険運転を推奨するものではありません。万が一事故が起きれば人生に大きな影響を与えます。公道上で「煽り運転」のような不法行為を行ってくるクルマに対して、どのように身を守ればよいかの、一つの方針として提示しているものです。尚、当該ドライブにおいては、十分な安全マージンを取り「緊急避難」を行ったもので、違法行為ではないと考えております。